3学期始業式
2021年1月11日 16時26分3学期始業式は、校長室から放送で行いました。
〇 校長式辞
・ 年末年始も全国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。先行きが不透明な時ほど、人々は試される。
・ 箱根駅伝の10区の攻防。逆転は無理だと誰もが思っていたが、奇跡が起こった。残り2kmで大逆転があった。2学期
末に皆さんに話をしていた「もうこれでいいと思った時点で成長は止まる」という言葉が頭をよぎった。目標に向かって、
謙虚に、ひたむきに、こつこつと取り組むことが大切である。
・ 「一年の計は元旦にあり」は、毛利元就の言葉。物事をやり遂げるためには、最初の計画ができていないといけない。
最初が肝心である。
・ 竹は節で伸びる。しなやかで強い。節をつくるときは、成長が止まっているように見える。苦しい時期かもしれない。
止まっているように見えても、実は強い節をつくっている。成長が一定ではなく、でも、めりはりがあって、抑揚がある
からこそ強い。強くて、しなやかな人になってほしい。3学期はまとめの学期である。今年1年間のまとめをし、今年の
「節」をつくってほしい。
・ 3年生は残り46日、1,2年生は残り52日。3年生は卒業に向けて、2年生は学校の中心としての自覚を、1年生
は今までの成長を振り返り、先輩となる自覚を。一日一日を大切に、1時間1時間の授業を大切に過ごそう。
そのあと、各学年の代表者による意見発表がありました。3学期に頑張りたいこと、これからの決意が発表されました。
〇 意見発表
1年生代表者
・ 3学期により一層頑張りたいことは、一つ目は「勉強」である。2学期は、自分の努力不足を感じた。自分の苦手教科が
分かったので、分からないことをそのままにせず、先生や友達に聞き、理解できるようにしていきたい。二つ目は「部活動」
である。剣道部に所属しているが、中学校から始めたこともあり、何の知識もなく、ついていく体力もなかった。しかし、
先輩や同級生に技を教えてもらったり、稽古を付けてもらったりする中で、少しずつ手応えを感じている。今では、自信を
持って大きな声を出せるようになった。ランニングやトレーニングのおかげで、体力も付いた。日々の小さな積み重ねが少
しずつ形になって表れてきていることが、自分の学校生活の楽しみにつながっている。
4月には先輩という立場になる。後輩のよい手本となれるよう、これからも真面目に努力を続けていきたい。
2年生代表者
・ 私たち2年生にとって3学期は、3年生になる準備の期間である。また、コロナ禍で今までとは異なる状況で、私たちも
変化を求められている。そういう中で、私は次の二つのことに取り組もうと思う。一つ目は「読書量を増やす」ことである。
たくさん本を読むことで、長文を読む力を付けたい。また、新聞やネット、テレビなどから流れてくる日々の情報を正しく
理解できるようになりたい。二つ目は、「広い視野を持つ」ことである。心を落ち着かせ、周りにもっと気を配れるような
人になりたい。見えない未来に不安も感じるが、いつもの日々がどれだけ貴重でありがたいものかを知った。目の前にある
一つ一つのことに誠実に向き合い、柔軟に対応していきたい。3年生から西中のバトンを引き継ぐ。自信を持ってしっかり
とこのバトンを握ることができるよう、日々の努力を積み重ねていきたい。支えてくれる周りの人達への感謝を忘れず、私
らしく、一歩ずつ前へ進んでいきたい。
3年生代表者
・ 2021年は、私たち3年生にとって義務教育の締めくくりであり、新しい世界への旅立ちの年である。私は二つの目標
を立てた。一つ目は「日々の生活を大切にする」ことである。去年は、コロナ禍により学校での過ごし方もいろいろな面で
変わった。だからこそ、直接会って過ごせる今に感謝して、クラスのみんなと学校生活を充実させたい。二つ目は「受験に
向かっていく」ことである。気持ちが焦って勉強の中身が浅くなったり偏ったりしないように、計画を立ててゆとりを持っ
て取り組みたい。春にはきっと明るい未来が来ることを信じて、西中プライドを持って、今の大変な時期を頑張ろうと思う。
下級生の手本となるような学校生活を送り、未来へと進んでいきたい。
〇 表彰伝達
・ 第25回タオルデザイン展 今治市教育長賞 1年生 、 優秀賞 1年生
・ 第29回今治地区連合空手道大会 形競技 中学生 上級 3位 2年生
・ 令和2年度交通安全子供作文コンクール 優秀賞 3年生
・ 令和2年度全国中学選抜団体卓球大会今治地区予選 男子団体の部 第2位 男子卓球部
・ 第44回全日本アンサンブルコンテスト愛媛県大会東予西地区予選
金管八重奏 金賞(地区代表)
打楽器四重奏 金賞(地区代表)
木管三重奏A 金賞
サクソフォーン四重奏 銀賞
木管三重奏B 銀賞
クラリネット四重奏 銀賞
金管五重奏 銅賞
〇 諸連絡 生徒指導主事の先生から
生徒指導主事の先生から、3学期のスタートにあたり次のお話がありました。
【環境を整える】
「環境が人をつくる」ということについて話をします。この場合の「環境」とは、私たちの周りを取り巻く状況・人の
環境のことを意味します。1,2学期を振り返って、自分の学級や部活動の環境(雰囲気)はどうでしたか。一つのこと
に集中し、みんなが精いっぱい努力する雰囲気、お互いを思いやり、協力する雰囲気、相手を傷つけるような言動がなく、
気持ちよく生活できる環境であれば、きっと学校生活が充実し、自分の力をしっかりと伸ばすことができます。そういう
環境は誰がつくるのかというと、自分たちなのです。自分自身がよりよく成長し、成果を収めるためには、お互いが協力
し合って自分たちの生活環境を築いていかなくてはなりません。3学期は学年の締めくくりであり、4月からの生活の準
備のための学期でもあります。私たちの西中学校が、「お互いが磨き合える環境」となるように、一人一人がそれぞれの
立場で頑張っていきましょう。