おすすめの図書の本
2020年6月17日 14時50分昼休み、図書室を訪問しました。先週から図書室の利用が始まりましたが、担当の先生によると1日平均10人程の利用があるそうです。3密になってはいけませんが、これからもたくさんの人に利用してもらいたいです。
今日の図書当番は3年生2人。「おすすめの本はないですか?」と声を掛けると、「はい。」と2人とも返事をし
てすぐに立ち上がり、脇目も振らずその場所に行き、次の本を紹介してくれました。その動きから、2人とも今まで
にすてきな本との出会いがあったことが分かります。
(生徒Aさんのおススメ本)
デビュー作はベストセラーとなった「君の膵臓を…」の作家による第二作の長編小説です。主人公は小学生の女の
子ですが、意外と泣ける場面があるそうです。
(生徒Bさんのおススメ本)
他者とのコミュニケーションがとりにくい自閉症児の困難な育児を漫画で描き、家族の葛藤や日常生活の大変さ、
主人公の成長が描かれています。16年前にテレビドラマ化もされ、また、海外にも現地語に翻訳され出版された、
評価の高い作品です。
私は、この本を紹介します。著者は、テレビのドキュメンタリー番組で紹介された、羽田空港の清掃員の方です。
清掃によって心遣いや優しさを知り、清掃が著者の生き方を変えたという話です。
図書室から職員室に戻る途中、3年1組の教室前に置かれている牛乳パックに思わず目を奪われ、写真を撮ってしまいました。今日の当番の生徒が、牛乳パックを洗い、乾きやすいように互い違いに並べているのが美しいのです。主任の先生の話によると、学級担任の先生の指導の賜物だそうです。見つけて得をした気分になりました。
図書室の本もそうですが、何気ないところに心を動かすものがあるものですね。