本日、下のプリントを全校生徒に配布しました。「今治・越智中学校総合体育大会の中止」についてのプリントです。これまで部活動を頑張ってきた3年生一人一人の気持ちを考えると、かける言葉が見つかりません。
帰りの会で、担任の先生が「市総体中止」の話をされている様子を、廊下の見えない所でそっと聞いていました。心にしみるお話をされていました。じっくりと、一つ一つの言葉をかみしめながら・・・。ろうかにまで漂う教室の空気から、姿は見えなくても、聞いている君たちの表情が、目に浮かびました。水を打ったような教室に、友達のつぶやく声が響く。涙がほほを伝わる・・・。
それぞれが担任の先生の言葉を聞いた後、各顧問のもとへ。きっとその時には、この事実を何とか自分なりに受け止めて集まったことでしょう。これまでの2年間が走馬灯のように駆け巡った人もいたでしょう。それでも、明日に向かって、「前へ」と進んでほしい。これまで積み重ねてきた努力、部活動を通して得た仲間との絆や先輩後輩は、大きな財産です。
ある部では、市総体中止を聞いた今日、1・2・3年生がお互いに自己紹介をしていました。一つ一つの言葉に思いがこもっていました。1年生は、入部届の提出〆切があさっての金曜日。今日はまだ見学期間です。3年生のみなさん、明日からの残された練習の機会を、1・2年生とともに、精いっぱい汗をかき、笑い、泣き、語らい、大切に過ごしてください。
もうすぐ床に就く時間。眠れぬ夜かもしれません。でも、明日も元気に笑顔で登校して来てください。待ってます。
職員室の後ろの掲示板に今週行う道徳の授業の教材名が書かれています。青い字で「ローテ」という文字がありました。昨年度から行っている「ローテーションT.Tで行う道徳の授業」です。昨年度の先生たちの感想は、
〇 生徒にとって変化があって新鮮な気持ちで考えることができる。
〇 少しでも多くの目で生徒を見る方がよいと思う。また、授業についての改善点やアドバイスがありがたい。
〇 知らない生徒(授業で行っていない)の考えが聞けたり、いつも知っている生徒の違った一面が見られたりする。
でした。早速、3校時、3年生のクラスに行きました。いつもと違う3年部の別の先生の授業でも、自分の心の中でじっくり考えながら、意見を表現しようとしていました。
6校時には、1年生で一斉にローテーション道徳が行われていました。1年生の皆さんにとっては、初めての試みです。別の学級担任の先生で緊張している感じもありましたが、1年部の先生たちの問い返しの発問で、だんだんとほぐれていきました。
4校時、2年生のクラスで学活(キャリア教育)をしていました。みきゃんのイラストのついた「シゴト☆ジブン発見カード」を活用して、マイタイプシートに分類しているところでした。興味のある仕事から自分の強み、特徴を知ることができる活動です。クラスの雰囲気を見て、生徒がじっくりと自分のことを探求することができる場づくりができているなあと思いました。
放課後、武道場に行くと、剣道部と柔道部が練習をしていました。対面練習や組み合っての練習はできませんが、昨日から練習再開されたことを考え、体力づくりをしていました。部員のみんなは、今できることをしっかり行っていました。それぞれのホワイトボードには、目標が書かれていました。実際に文字で示すことで、目標実現する力になるのだと思います。昨年10月の新人大会後、どんな気持ちで練習を続けてきたのかが私にも分かりました。
今日から、学校再開です。
学校に活気が戻ってきました。職員室にいると、休み時間や昼休みに皆さんの弾んだ声が聞こえてきます。しかし、授業開始3分前になると、ピタッと静かになります。授業前の瞑想が始まったなあと思います。どのクラスもメリハリを付けているのですね。
1年生の理科の授業では、昨日、先生が採取した微生物を顕微鏡で観察する授業をしていました。先生の軽妙な話に、1年生の頬が緩み、授業に引き込まれていました。
3年生の教室に行くと空気が変わります。授業に集中している雰囲気が自然とつくられています。さすが最高学年だなと感心しました。社会科の歴史の授業で、大正時代の社会や政治の特色についてまとめられていました。
運動場では、3年生の体育の授業をしていました。先生の短い指示で、てきぱきと動いていました。50m走でしたが、今の体力に合わせて、スタートの練習から少しずつ距離を伸ばして、練習をしていました。
放課後、臨時のJRC委員会が行われていました。27日(水)にあるJRC登録式の準備をしていました。今年は、全校生徒が集まらず、各教室で放送集会の形式で行います。当日、JRC委員の人は各クラスでの登録式の進行をよろしくお願いします。
音楽室に行くと、吹奏楽部が集まっていました。入り口で3年生がアルコール消毒液のボトルを持って待ち構えています。スムーズに手指の消毒ができていました。次に各教室に分かれて個人練習です。すると、3年生が1年生を連れてきました。3年生と1年生がペアを作って、練習しているところをまわっているようです。しばらくして、2年生が自分の担当している楽器の説明をし始めました。1年前、先輩にしてもらったことなので、相手のことを考えて、分かりやすく伝えられていました。すばらしい伝統だと感心しました。
体育館へ行くと、「ピンチの裏側」という詩が掲示されていました。「ことばの力」というカードが添えられています。フロアでは、卓球部男子が全員そろっての練習です。時間を決めて、ローテーションして移動し、打ち合っていました。きびきびとした行動は、一日二日でできたものではなく、昨年、一昨年前から積み重ねてきたものだと思います。今日の練習を見ただけで、これまでどんな気持ちで部活動に取り組んできたのかが分かりました。背中の「心」の言葉が物語っています。
2階へ上がると、卓球部女子が半分の人数で練習していました。2階の卓球場は狭いので、半分の人数で分散(隔日)練習しています。1階のフロアで練習できる日は、全員そろっての練習です。ちょうどキャプテンがソーシャルディスタンスを意識して、みんなを集め、指示を出していたところでした。そのあと、ラリーが始まりました。
学校も部活動も再開されましたが、今週1週間は急ぎすぎず、無理をしすぎず、体を慣らしていく期間です。気温も高くなり、熱中症防止についてもしっかり対応しなければなりません。水分補給が十分にできるように、水筒を忘れずに家から持ってきてください。
学校の完全再開にあたり、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今治市から市内小中学校の児童生徒に一人20枚のマスクが配布されました。今日、生徒の皆さんにマスク20枚と今治市からの文書を配布しました。ありがとうございます。以下、今治市から小中学生の皆さんへのお願いです。
「新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、国が行っていた緊急事態宣言の対象地域に指定されたこと受け、学校を臨時休業していましたが、その後の感染状況などを踏まえ、5月11日(月)から分散登校を始め、今日から、学校の完全再開を行うことになりました。
しかし、このウイルスの脅威が完全になくなったわけではなく、みなさんには、引き続き感染予防をしっかり行ってもらう必要があります。
学校の臨時休業の前にお願いしたこと、「うつらないよう自分を守る」こと、「うつさないよう周りの人に気を配る」ことを今後もしっかり実行していただくため、今治市として、今回、皆さんにマスクを配ることとしました。友だちとお話しする時も、マスクをしているのを見て、いつもより距離をあけることを意識してもらえるようになればいいと思います。
これからもしばらくは、いろいろ不便な思いをすることもあると思いますが、再び学校が休業するようなことにならないためにも、マスクの着用だけでなく、手洗いをしっかり行うことや自宅でも部屋の空気を定期的に入れ替えること、また、体調に気をつけながら感染予防にしっかり努めてください。」
今日は、全校一斉登校日でした。
5教科20分ずつの「ふりかえりテスト」をしました。臨時休業中に出されていた課題の確認のための小テストです。
また、帰りの会の後、部活動ミーティングをしました。来週月曜日からの部活動再開に向けて、顧問の先生から話をしました。5月の練習計画や練習する上で気を付けること、基本的な感染症対策について確認をしました。
1年生の教室近くには、各部活動の掲示物が貼られています。それぞれの部の個性が出ていて、「ようこそ西中学校へ」の掲示物もそう思ったのですが、やはりクオリティが高いです。見ていて楽しくなります。1年生の皆さんも来週の部活動練習の見学を楽しみにしていることでしょう。
5月25日(月)からの学校再開についてのお知らせを配信します。下記の文書で確認をお願いします。この文書と同じものを、本日、生徒に配布しましたので、ご覧ください。
今日は、分散(隔日)登校最終日の8日目です。
パソコン教室で2年生の技術の授業をしていました。一つ一つのキーボードには、ラップが巻かれています。授業前に、ラップやマウスをアルコール消毒しています。これはどの学年もしています。この作業も学習活動の一つとして定着しています。そのあと、落ち着いた静かな雰囲気の中、eライブラリの使い方の復習から授業がスタートしていました。
1年生のクラスでは、学年主任の先生が世界の国々のシルエットカードを使って授業をしていました。社会科の授業だったので、今日も長い時間その場にいてしまいました。「いろいろな国の名前と位置を覚えよう」という学習の「めあて」で、地図帳と世界の白地図、ワークシートを活用しながら授業を進めていました。一人一人の白地図を見てみると、国名とその位置が工夫されて記入されていました。一人一人が作り上げた世界地図が完成されているなと感心しました。授業の中で資料の使い方を身に付けていき、知識として国名やその位置が理解されていました。
理科室では1年生の理科の授業をしていました。初任者の先生が初任者指導の先生といっしょに授業をしていました。ICTを活用し、「花のつくりを知ろう」という学習の「めあて」で、花をスケッチしたあと、花を分解し観察しています。生徒の皆さんは集中しながら、器用に花を分解していました。花の一つ一つの部分を指先で感じ取りながら、五感を通して花のつくりを理解していくのだなと思いました。初任者の先生は、「いいよ。」「ここが上手だね。」と一人一人に声を掛けながら生徒の皆さんの手助けをしていて、メリハリのついた授業をしていました。
明日22日(金)は全校一斉登校日です。「給食なし」で、午前中で終わります。学校で久しぶりに会う友達との再会に、声が弾み、笑顔いっぱいになることが、今から目に浮かびます。そして、来週から学校再開の予定です。愛媛県内の学校は、今まで以上に感染症拡大防止のため、朝の検温やマスクの着用、ソーシャルディスタンスを意識した行動、感染拡大回避行動である「①うつらないよう自己防衛!」「②うつさないよう周りに配慮!」「③県外の外出自粛と3密回避!」をしていくことになります。つまり、「新しい学校生活」の確立が必要になってきます。皆さんの協力をよろしくお願いします。
今日は、分散(隔日)登校7日目です。
朝、当番の生徒が国旗・市旗・校旗を揚げていました。挨拶をし、撮影の許可を得ようと声を掛けると、「僕は、当番じゃないので、あの子を写してください。」と手前にいた生徒が答えました。「?」と思い、聞いてみると、友達の手伝いをしているとのこと。
「なるほど。でも大丈夫。学校のために、友達のために働いていることに変わりはないから。ありがとう。」
もしかしたら、その3年生の生徒は、「〇〇のためにやっている」という意識ではなく、「手伝うことは自然なこと。当たり前。」なのかもしれません。
掲揚台の横では、校務員さんが落ち葉の掃除をしていました。だんだんと落ち葉の量が増えているようです。毎朝、一番に学校に来て、学校のために様々な仕事をしてくださっています。いつも、ありがとうございます。
3校時、校舎内をまわってみました。玄関や教室の前にはアルコール消毒のためのボトルが置いています。その横には、必ず花が飾られています。この花も、誰かが毎日手入れをしてくれているんだなあと思いました。いつも、ありがとうございます。
体育館前や3年玄関にある掲示板は、この分散登校が始まってから、生徒会役員の生徒が、時間を見つけて書いてくれたそうです。少ない時間で、しっかりと目標や情報を伝えられている掲示板を作成してくれました。生徒会役員のみんな、ありがとうございます。
2年生の階に行くと、少人数教室の前に、家にいる間に挑戦できる自習プリント(漢字練習プリント、頭の体操)が置いていました。今日、家でこのプリントに挑戦しているBグループの生徒がいるのでしょうね。Aグループの皆さんは、ぜひ、今日持って帰り、挑戦してほしいです。
2年生のクラスで初任者の先生が今治市の地形図を使って授業をしていました。社会科の授業だったので、ついつい長い時間その場にいてしまいました。「今治市の地形図を読むことで何が分かるか」という学習課題で、先生から5つのミッションが提示されていました。地形図を読んでいきながら、生徒の皆さんは次々とミッションをクリアしていっていました。先生から、「よしっ。」「いいよ。」「ミッションをコンプリートできたね。」という小気味好い生徒への声掛けがあり、メリハリのついた授業をしているなと感じました。
2年生と3年生のクラスの背面黒板には、様々な言葉が書かれていました。きっと、学級担任の先生からのメッセージなのでしょう。今、生徒の皆さんにこういうことを考えてほしいという思いが伝わってきます。3年生の教室近くには、3年生の学年目標が掲示されていました。学年目標は「仲間とのつながりを深め、自らの未来を切り開こう。」です。「西中の顔として189名がつくる西中」という言葉が添えられていました。皆さんはこれを見て何を感じましたか。
各教室の出入り口の床には、1m間隔にビニールテープが貼られていました。人と人との間隔(ソーシャルディスタンス)を意識するために貼られています。また、掲示板には愛媛県からのお願いである感染拡大回避行動の「①うつらないよう自己防衛!」「②うつさないよう周りに配慮!」「③県外の外出自粛と3密回避!」が貼られています。
もうすぐ学校再開です。生徒の皆さんも、感染症拡大防止のため、朝の検温やマスクの着用、ソーシャルディスタンスを意識した行動をお願いします。
昨日は、分散(隔日)登校6日目でした。
午前中、東予教育事務所・今治市教育委員会合同学校訪問が行われ、6名のお客様を迎えた授業参観があり、生徒の皆さんや先生方、西中の施設等の様子を見ていただきました。
「落ち着いて、真剣に授業に取り組んでいる姿を見ることができた。」「姿勢のいい生徒が多かった。」等の言葉をいただきました。どのクラスも、緊張感のある中、授業の中で力を付けていくため、しっかりと学習の「めあて」に向き合っていたと思います。
12日(火)から分散登校になり、1日おきですが、生徒の皆さんは学校生活のリズムを取り戻しつつあるようです。天井まで届きそうな勢いで、ひじが伸び、指先まで思いのこもった手のあげ方をする生徒が増えてきているように思います。「自ら学ぶ」という姿勢が、目に見える形で表れているのだと思います。
先生たちも、様々な準備をしてきました。T.Tの授業では、2人の先生が連携して授業を進めていました。事前に役割分担を打ち合わせしていたのでしょう。また、ICTを積極的に活用する先生が多かったです。いろいろな資料や学習のヒントとなるものを準備し、提示していました。タイマーを使ったり、授業の流れの時間配分をホワイトボードに書いたりして、学習の見通しをもたせる工夫をしている先生もいました。
左の写真は、授業をまわっているときに見つけた、1年生のあるクラスの背面黒板です。
「君が乗り越えた壁は、いつか君を守る盾となって、君をそばで、いつまでも支えるだろう。」
皆さんはこれを見て何を感じましたか。私は、授業や仲間との生活の中で力を付けていき、
「頼もしい君たち」になっていくんだなと思いました。